すこやか生活

written by human

さくらの季節のある一日の日記(2025年3月31日)

お花見をした

軽いお花見をした。

大濠公園のさくら

お花見に軽いも重いもないのかもしれないけれど、ここで言う「軽い」とは、レジャーシート等を用意せず食べ歩きをしながら観桜したという意味だ。

 

食べ歩きをするといつも全体の構成を考えずその都度ほしいものを購入してしまうので、今日もポテト&からあげという構成。そりゃ胃ももたれる。

 

注文してた本が届いた

先日、人から本をおすすめしてもらった。家に帰ってからその本をblackbird books で注文した。知らない本屋さんだったが、本のタイトルを検索したら出てきたのでこれも何かのご縁だと思ってこのお店で購入。

 

ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短篇29 - books used and new, flower works : blackbird books ブラックバードブックス

 

収録作品のなかから、今日は以下の2作を読んだ。

  • 永井荷風「監獄署の裏」
  • 三島由紀夫「憂国」

 

永井荷風の小説は読んだことがなかったけれど、かなり好きだと思った。比喩がすばらしい。こんなに巧みに比喩を使う人を初めて見たかもしれない。ありがちなこれみよがしな技巧的な比喩ではなくて、ちゃんと全体として均整のとれた、しかしそれでいて読んだ人の記憶にしっかり残るようなよい比喩でした。

 

三島由紀夫は中学3年生のときに読んで挫折していたのだけれど、そりゃ中学生でこれは理解できないわな。25才になった今だからこの小説の良さが分かるし、たぶん30代になったらもっとこの小説を理解できるようになるはずだ。なぜなら小説は「究極の人間あるある」で、リアルワールドのなかでの人間としての生活や経験が、より小説を面白くしてくれる(面白く読めるようにしてくれる)からだ。

 

この本はずっと手元に置いておいて、5年後とかにまた読み返したい。