福岡のZINEイベント「ニューグラフィー」
今回で4回目を迎えるアートブックのイベント「ニューグラフィー」。
入場料ありのタイプのイベントで、もともと小学校の体育館だったところでやっているのが特徴。バザーっぽくて楽しい。
Instagramを見ていたら今日からやっているということだったので、早速行ってみることに。
会場に着いたのは21時頃で、人も少なく、ゆっくり見ることができた。
購入したZINEたち
今日買ったのはこういうものたち。
折本でこんなにモノとしてかわいい作品が作れるんだ!と感動した。
ページ数でいうと全8ページなので立ち読みしようと思えばすべて読めてしまう量なのだけれど、立ち読みするのが面倒、家で読めば良いじゃん、という性格なので購入してお家で読みました。
なかに入っているイラストやフォント、色の使い方、紙などが素晴らしく、非常に勉強になりました。
「ポーチの中身を見せてください!」とお願いしていろいろな人のポーチの中身をまとめているZINE。
こちらも紙の選び方や色の組み合わせ方等、上手だなあと思った。
7冊セットになって販売しているので、金額的に千円超えていても「ほう、そんなもんか」と思って軽率に買ってしまった。
ふつうのブックマークと言ってしまえばそうではあるのだが、ステートメントの文章が良くて思わず購入。
息継ぎなしの人生はなかなか息苦しい。心に読点をひとつ置いてみて、ひと休みしながら自分のペースで物語を進められたら。どんな物語でもあなたの人生はあなたが主人公です。
素敵ですね。
息継ぎ、していこう。
ガラス作家さんの作品。
ディスプレイで並んでいた本たちも素敵だったなあ。
気泡の入ったガラスが特徴的で、minneでも食器類を販売していたので、帰宅後すぐに購入しました。届くのが楽しみだなあ。
こういうステキな作家さんとの予期せぬ出会いがあるから、ZINEのイベントって良いんですよね。
写真集。
Daisuke Tomizawaさんの写真集は「LAND」というのを持っていて、これには彼の故郷の台湾で撮影された写真が収録されている。
人物の写真がすごくステキだなあと個人的には思っていて、彼がカメラを向けるとみんな良い表情をするんですよね。
人が好きで、人から好かれて。そういう性格の良さ(?)のようなものが写真に映っているようなきがする。まあ人柄って目に見えるはずはないんだけれど。でもそういう目に見えるはずのないものが映るから写真って面白いんでしょうね。写真あんまり詳しくないけど。
偶然ご本人が会場にいて、直接買えると思っていなかったので本当に嬉しかった。
50部限定で発行していて、私が購入したのはちょうど20冊目でした。ちゃんとナンバリングされていて、私しかこの1冊は持っていないんだなって。
韓国のデザイン事務所の、ずっと使える日めくりカレンダー。
そういえば今回の「ニューグラフィー」では、韓国の方が沢山出店されていたのが印象的だったな。体感、1/5くらいは韓国から来ているお店だった気がする。
こういうカレンダー、毎回イベントで買ってしまうのでめちゃくちゃ家にある。
軽率に買ってしまうよね。別に使わないのになんか買っちゃう。ステキだから。
小説です。
彼の小説はすべて買うと決めている。
こんなにしっかりした日本語でしっかり小説を書いている人ってあんんまりみない気がする。
日本の純文学を読み込んできたこと。それがすごく見える文章で、すごく好きです。
人間の心理の描写も「ああ、こういうことってあるよね」という、良い意味で「分かる」感じがする書き方。
これから読むのが楽しみだなあ。
古本を並べているお店はここしかなかった。
個人的にはビビビッときたのでお店の方に話しかけてみると、「これからブックカフェを開きたいと思っているんです」とのこと。こういうイベントにまずは出て、本を売る経験を積んでいるとのことだった。
選書のセンスが良くて哲学を感じたので、帰宅後すぐにお店(準備中)のInstagramをフォローした。
もうノートに貼ってしまった後の写真しかないのだけれど、右側に貼っている「フクオカ」のステッカーのことです。
ご自身で街を歩いて一文字一文字撮影し、ステッカーにしたとのこと。「マンションの名前とか、意外と良い文字があるんですよ」と言っていたのが印象的だった。
50音ぜんぶの文字がステッカーとしてバラ売りされていたのだけれど、どれにするか選べなくて結局セット販売されていた「フクオカ」の4文字を購入。
こういう、街をまなざす眼差し。同じものを見ていても全く違う景色に見ているんだろうな。
他者の視点を感じることができるのが、こういうイベントの醍醐味なのかもしれない。
ZINEを通して元気をもらった
イベント「ニューグラフィー」は会場の雰囲気もだいぶオープンな感じで、お店の人ともガンガンしゃべる感じでした。
最近元気がなかったけれど、ものづくりをしている人たちと直接会話して違う視点をたくさん見せてもらって、すごく元気がでた。行ってよかった。