定時で上がって広島へ
最近残業が続いていたが、今日は鋼の意思で17時に退勤。会社を出てそのまま博多駅へ向かった。
目的地は広島の「ふわふわ」というお店。ブックカフェ&バーである。
オムライスを注文すると「おつかれ!」の文字。あたたかいお出迎えがこころに染みる。
ふわふわでふわふわとした時間を過ごすうちに、仕事を辞める決意が固まった。
背中を押してくれたのは、店内にあったソウル・ライターの写真集だった。
「肝心なのは何を手に入れるかじゃなくて、何を捨てるかなんだ」
これまでお金や名声、世間体のため働いてきたけれど、不健康な暮らしからはもう離れたい。自分の人間的な部分を否定したり無かったことにしたりする仕事からは距離をおきたい。
さっそくXデーも決めた。あとは粛々と進行していくのみ。
アテンション・エコノミー
最近の私の最大の関心事はアテンション・エコノミーからの離脱。
その調べ物の一環として、今日カル・ニューポートの『デジタル・ミニマリスト』を手に取った。
私自身、最近SNSはほぼ使っていない。疲れるからだ。
かくいう私も以前は重度のX中毒だった。一日に10時間以上Twitterに張り付く日もザラにあったのだ。
そんな私をSNS中毒から救ってくれたのが「ダムフォン」だ。
スマホをダムフォン化
「ダム(dumb)」とは英語で「間抜けな」とか「バカな」という意味の単語。例えば電話など、非常に限定的な機能しか持たない携帯電話のことを「ダムフォン」と呼ぶ。日本でもトレンドになってきそうな気配のある注目ワードのひとつ。
この年明けに「ダムフォン」を知った私は、スマホをダムフォンとして使用するための方法をいろいろと調べた。すると、専用のスマホアプリをインストールしてしまうのが一番早いことが判明。
SNSはじめ不要なアプリアイコンがホーム画面に表示されないように工夫をしている。
これによりSNSアプリを開く頻度はガクッと減り「意外とX無しでも生きていけるもんだなあ」と思えるようになるのであった。
プラットフォーマーたちが私たちの集中力と時間をひっきりなしに奪いにくる時代だけれど、自分のアテンションは自分でコントロールしたい。奴隷にはなりたくない。